初心者でも安心な質屋特選情報

十五坪ほどの店に入ると、まず目につくのが、ラッパの形をした数台の大きな蓄音器。見るからに高価そうだが、音にうるさい音楽ファン、レコード愛好家にとっては、まさに垂誕の的といえる商品ばかりである。梅屋は、クラシック調の音楽が好きなUさんが、特にSPレコードの演奏ものは蓄音器で聴くのが一番と、個人で始めたショップ。開業して五年になる。「別に機器を集めるのが好きなわけじゃなくて、こういう蓄音器で聴くといいですよ、と人に勧めたくなるんです。ただ、ほかの店のものを見てもみんな高いでしょ。できるだけ普及させたいんで、そんなに高く売らなくてもいいだろうと。ま、一種の文化活動みたいなものかも」と、Uさんは苦笑いする。たしかにこうした蓄音器で聴けば、音のよさは誰にでもわかるし、とりわけ愛好家にはたまらない商品である。が、安いものでも一台十数万円、高いものになると四百万円から五百万円もする。対面販売で相手に納得して買い取ってもらうのは当然だし、七十年ぐらいも前の商品だけにメンテナンスやアフターケアも十分でなければならない。したがって、商品の仕入れにもやはり気をつかう。オークションで仕入れたり、下取りも行うが、メインはイギリス、アメリカの業者とのインターネットによる直接買い付け。上述したことを参考にして、質屋をはじめてみてはどうだろうか。

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