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家族葬を選択する理由

高齢社会といわれる最近は、引退してから年数の長い、八〇歳以上のいわゆる後期高齢者の死が増えている。七〇歳の子どもが九〇歳代の親の葬式を出すことも珍しくない。本人の友人や知人関係も少なく、子ども世代もすでに企業からリタイアしている。「大げさな形にしたくない」という気持ちから、家族のみで葬儀を行うケースも少なくない。家族葬を選択する理由はそれぞれの家族によって異なる。ある家族が母親を亡くしたとき、家族葬を選択した。理由は、以前に父親が亡くなり葬儀を出した際、父親の勤務先の関係者など、いわゆる義理の会葬者が非常に多く集まり、遺族はその対応だけで疲れきってしまった。家族としてゆっくり故人と別れる時間がもてない形の葬儀に何の意味があるのか、という反省から、母親の葬儀には家族葬形式を選んだ。また、長い入院生活の後に亡くなった家族の葬儀を出す場合、遺族は看病で疲労がたまっているうえに、無気力感にもとらわれてしまう。そのような状態のときに葬式となると、会葬者として他人がドサドサ家族の間に入ってくるのは耐えられない。そこで、閉じられた関係としての家族葬を選ぶ遺族もある。都会では隣近所に知り合いが少なく、集まっても関係者十数名という葬式もある。高齢者からすれば自分の死によって家族に迷惑をかけたくないと思う人も多いだろう。それで、家族だけで送ってくれることを希望する。今、都市部の高齢者の多くは「人並み」「社会の常識に合った」葬式を希望していない。「大きな葬儀も、世間並みの葬儀もいらないから、簡素なものを」と望んでいる人が多い。地方によっては世間並み、地域社会中心の葬式も依然としてある。だが、とくに都市部では、葬儀は個人的なものであるととらえる人が、高齢者の間ですら増えている。

取り分けた料理は、残さないでいただく

取り皿に料理を残している人を見ると、なぜ、はじめから食べられる量を取り分けることができなかったのか、とても不思議な気がします。全体の人数のことを考えて、取り分ける量はできるだけ控えめにし、取り分けた分は残さずにいただくようにしましょう。全員に行き渡ったあと、まだ大皿に料理が残っていることがあります。おかわりがしたくなったら、まわりの人にそのことを告げて、再度取り分ければよいのです。麺は、ちりれんげに受けてから口に運ぶラーメン店で注文した麺は、右手の箸で麺をすすり、左手のちりれんげでスープを飲むという食べ方が定番ですが、格式のある中国料理店ではそうはいきません。大きな器に入った麺は、いったんちりれんげの上に受けてから口に運べば、音も立たず、汁も飛び散らないですみます。スープだけをいただくときは、ちりれんげは右手に持ち替えます。

お客様にお茶を出すとき

お客様にお茶を出すとき、どちら側から出すのか、決まりがあるのでしょうか。たとえば、大きいテーブルを囲んで、何人かで会議をしているときの光景を想像してみてください。社内の人だけの場合は、まず肩書き順に上司から出します。並び方が肩書き順になっていない場合は、上座(入口から最も遠い席)から順番に出していきます。外からのお客様の場合も肩書き順ですが、誰が上司かわからない場合は、上座から並び順に出していきます。外部のお客様と内部の社員が一緒にいるときは、お客様に先に出し、次に社員に出します。社員は日頃使っているそれぞれ個別の茶碗があったとしても、お客様と一緒のときは、同じ茶碗で用意します。出すときは、お客様の左右のどちら側からお茶を出すのでしょうか。お茶は、お客様の座っているテーブルの右前方に出して置くのが基本です。右方向に出すためには、その人の右側に立って出すのが自然です。左側から出すと、手をずっと先まで伸ばして、本人の前をさえぎるように体をのり出すことになってしまいます。ましてや、お茶は両手で茶托を持って出すのがマナーですから、よけい出しにくくなります。本人の右前に置くのは、一般には右利きの人が多いため、茶碗は右手で持ち左手を添えて飲むからです。すると、本人の右方向に置いてあるほうが取りやすいのです。ただし、スペースが十分にある場合はいいのですが、右側が狭いなど、場所の制限がある部屋があります。そうしたときは、無理にこだわらず、出しやすいところに置きます。また、お客様が右手で何かを書いている場合もあり、それを邪魔しないためには左から出す、ということも考えられます。要は、臨機応変に相手への気配りをする、ということが最も重要なのです。会議室の場合は、以上のような出し方ができます。


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